主なポイント
- アップルは、第3四半期の売上高が前年同期比で14%〜17%成長すると予測しており、アナリスト予想の9.1%を大きく上回っています。
- この力強いガイダンスは、売上高と利益の両方で予想を上回った第2四半期決算報告に続くものです。
- また、アップルは「ネット・キャッシュ・ニュートラル(実質無借金)」の状態をこれ以上追求しないと発表し、資本配分戦略の転換の可能性を示唆しました。
主なポイント

アップル社は、第3四半期の売上高が前年同期比で14%から17%増加するとの見通しを示した。これは、アナリストが予想していた9.1%の成長率を大きく上回る数字である。
この驚異的なガイダンスは、投資家が主要なリーダーシップの交代を注視している中で発表された。ウェドブッシュ・証券のアナリスト、ダン・アイブス氏は、ジョン・ターナス氏への引き継ぎに関して、「クック氏の後任を務めるのは非常に困難な課題であり、クック氏がCEOを退任するタイミングは理にかなっているかもしれないが、疑問も生じさせている」と述べた。
同社はアナリスト向け電話会議で、第3四半期のサービス部門の売上高成長率は、第2四半期の14%増と同程度になるとの予想を明らかにした。このガイダンスは、アップルの売上高が予想を上回る1,094.6億ドルに達し、iPhoneの売上高が21%増の565億ドルに急増した好調な第2四半期決算を受けたものである。
驚くほど力強い見通しは、リーダーシップの交代や部品コストの上昇にもかかわらず、アップル製品への需要が依然として堅調であることを示唆している。RiskDexのデータによると、オプション・トレーダーは強気に転じており、下落リスクの指標の一つは過去5週間で50%以上低下した。
また、アップルは「ネット・キャッシュ・ニュートラル(実質無借金)」の状態をこれ以上追求しないと述べた。これは長年維持してきた資本配分戦略からの重要な転換であり、自社株買いや配当プログラムの変更を示唆する可能性がある。
このガイダンスは、夏の間も需要が旺盛に推移するという経営陣の自信の表れである。投資家は今後、新しい資本還元方針の詳細や、6月に開催される同社の世界開発者会議(WWDC)でのAI関連の発表に注目することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。