主なポイント:
- KGI証券はアップルを「アウトパフォーム」から「中立」に格下げ
- 新たな目標株価315ドルは298ドルから5.7%の上昇余地を示す
- ウォール街のコンセンサスは「やや買い」、平均目標は324ドル
主なポイント:

KGI証券はアップル(Apple Inc.)を「アウトパフォーム」から「中立」に格下げした。最近の株価上昇を受けて、上昇余地は限定的と判断したためだ。
「同社株のプレミアム評価額は、ビジネスの主要分野で成長が減速した場合の誤差の余地を小さくしている」とKGI証券は月曜日のメモで述べた。
KGIは12カ月後の目標株価を315ドルに設定した。これは、記事執筆時点の株価298ドルから約5.7%の上昇余地を示す。同社はこれまで同銘柄を「アウトパフォーム」に評価していた。主な懸念点として、非ProモデルのiPhone需要の弱含み、中国市場における継続的な課題(これが次の買い替えサイクルに影響する可能性がある)、そしてApple Intelligenceがどの程度のスピードで収益成長を牽引するかについての不透明感を挙げている。KGIはまた、サービス事業の拡大、Vision Proエコシステム、AI競争の激化に関連するリスクにも言及した。
今回の格下げにより、KGIはウォール街の幅広い見解とは異なる立場となった。TipRanksが過去3カ月間に追跡した30名のアナリストの評価に基づくと、アップルは「買い」18、「保留」11、「売り」1で、「やや買い」のコンセンサスを維持している。12カ月後の平均目標株価は324.40ドルで、約8.9%の上昇余地を示唆しており、目標範囲は250ドルから400ドルとなっている。
アップル株は2026年に堅調な上昇を記録してきた。好調なサービス収益、強力なブランドロイヤルティ、そして人工知能(AI)を巡る投資家の熱意の持続が背景にある。今回の格下げは、ウォール街の一部が株価上昇を受けて同社の評価額が行き過ぎだと見ていることを示している。投資家は今後の製品投入、Apple Intelligenceの普及率、四半期決算を次の方向性を見極める材料として注視することになる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。