主なポイント:
- 第1四半期のEPSは0.26ドルと発表され、LSEGのコンセンサス予想である0.29ドルを下回りましたが、売上高は26.8億ドルと予想を上回りました。
- 旺盛な旅行需要と過去最高の1億5,620万泊の予約を背景に、通期の売上高成長率予測を「10%台前半から半ば」に引き上げました。
- UberがExpediaと提携してホテルおよびバケーションレンタル市場に参入し、ユーザーに大幅な割引を提供し始めたことで、新たな競争に直面しています。
主なポイント:

Airbnb, Inc.(ABNB)は、第1四半期の1株当たり利益(EPS)が26セントであったと発表しました。これはアナリスト予想を3セント下回りましたが、売上高は予想を上回り、通期の売上高見通しを引き上げました。
同社は株主への書簡の中で、「今年の後半には前年同期の好実績との比較が難しくなることや、現在の中東紛争による逆風に直面しているものの、継続的な勢いについては引き続き楽観視しています」と述べています。
決算結果は、民泊プラットフォームにとって混在した財務状況を示しました。EPSはコンセンサス予想の29セントに届かなかったものの、主要な成長指標はかなりの力強さを見せました。
投資家にとっての葛藤は、最終利益の予想未達と、変化する競争環境の中で示された堅調な売上高パフォーマンスとの間にあります。手数料と税金を含むすべての指標である総予約額(GBV)は、19%増の292億ドルとなり、予想の278.2億ドルを容易に上回りました。
将来の見通しについて、Airbnbは第2四半期の売上高をアナリスト予想の34.6億ドルを上回る35.4億ドルから36.0億ドルの間になるとの強気な予測を発表しました。また、通期の売上高成長率ガイダンスを従来の12%予測から「10%台前半から半ば」の成長へと引き上げました。
この楽観的な見通しは、イランでの紛争による逆風にもかかわらず出されたものです。同社はこの紛争が第2四半期の予約に100ベーシスポイントのマイナス影響を与えると予測しています。しかし、ブラジル、日本、インドなどの市場では新規予約者が力強く伸びており、北米全土で開催される次回のFIFAワールドカップによる需要急増に備えています。
配車サービス部門からも新たな課題が浮上しています。Uber(UBER)は最近、Expedia Group(EXPE)との提携を通じてホテルや短期レンタルの予約への拡大を発表しました。この動きによりUberはAirbnbと直接競合することになり、Uber One会員向けに宿泊料金を10%割引し、さらに10%をクレジットで還元する計画です。
ガイダンスの引き上げは、Airbnbの経営陣が地政学的な逆風を乗り越え、成長を維持できる能力に自信を持っていることを示唆しています。投資家は今後、同プラットフォームがUberによる新たな、かつ攻撃的な競争に対して市場シェアを守りつつ、好調な予約の伸びを市場の期待に応える最終利益に結びつけられるかどうかに注目することになります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。