中国国際航空の純損失が17.9億元に急増
中国国際航空(00753.HK)は、2025会計年度の最終損益が大幅に悪化したことを報告しました。純損失は前年の2.33億元から17.88億元に膨れ上がりました。1株当たり損失は0.11元でした。この財務悪化は、営業収益が前年同期比2.9%増の1,714.85億元に達したにもかかわらず発生し、同社の収益性に対する強い圧力を浮き彫りにしています。財政状況の逼迫を反映し、同社は株主への期末配当を行わないと発表しました。
北京空港は損失54.7%減で回復の兆し
中国国際航空が苦戦する一方で、主要インフラパートナーの業績指標は、旅行需要の広範な回復を示唆しています。北京首都国際空港(00694.HK)は、2025年の純損失が54.67%縮小して6.3億元になったと報告しました。この改善は、より高マージンのサービス収入を生み出す国際線および地域線の旅客輸送量の安定した回復によって牽引されました。同空港の総旅客処理量は前年同期比約5.0%増の7074万人となり、航空機発着回数は2.0%増加しました。この乖離は、より多くの人々が飛行機を利用しているにもかかわらず、経済的恩恵が航空会社自身に均等に流れていないことを示しています。
コストの高騰が中国航空会社の収益性を圧迫
これらの対照的な結果は、航空会社と空港の異なる経済モデルを浮き彫りにしています。航空会社は、燃料などの変動する運営費用に大きく晒されており、これが増加する旅客量からの利益を相殺する可能性があります。このセクターに関するアナリストのコメントは、この見方を裏付けており、原油価格の上昇が中国の航空会社にとって主要な逆風であると指摘しています。これは、旅客需要の回復に牽引される航空セクターの上昇サイクルが、コストの高騰によって大幅に打ち消されており、中国国際航空のような航空会社を空港運営会社と比較して困難な財政状況に置いていることを示唆しています。