主なポイント
- AIGは、Corebridge Financialの残りの株式2500万株を売却することに合意しました。
- この売却により、AIGは約7億1000万ドルの純収入を得る見込みです。
- 今回の取引は、生命保険および退職関連事業を分離するための5年間にわたる計画の最終ステップとなります。
主なポイント

アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は、Corebridge Financial Inc.の残りの全持分を売却し、約7億1000万ドルの純収入を得る見込みです。これにより、生命保険および退職関連事業を分離するための5年間にわたる取り組みが完了します。
AIGの会長兼最高経営責任者(CEO)であるピーター・ザフィーノ氏は声明で、「本日のCorebridge残りの持分売却は、5年に及ぶ分離プロセスの集大成であり、我々の戦略の成功に向けた重要な節目となります。我々はAIGを、より集中した、世界をリードする損害保険会社へと変革させました」と述べました。
同社の発表によると、AIGは約2500万株のCorebridge普通株式の売却に合意しており、売却は5月7日に完了する予定です。AIGは2022年の新規株式公開(IPO)を通じて同部門を切り出し、それ以来、計画的に保有比率を引き下げてきました。
今回の売却は、ザフィーノ氏が就任以来追求してきた、AIGを専業の損害保険会社へと転換させるという戦略的目標を確実なものにします。第1四半期の決算説明会において、経営陣はCorebridge株の売却による収益の主な使途は、追加の自社株買いによる株主還元であると言及しました。
この動きは、AIGの好調な第1四半期決算を受けたものです。同社は、損害保険の正味計上保険料が前年同期比18%増加し、コンバインド・レシオは87.3%と、850ベーシス・ポイントの大幅な改善を報告しました。中核事業となった損害保険部門のパフォーマンスは、複雑なコングロマリット構造からの脱却を図る同社にとって強固な基盤となります。6月1日に就任予定のエリック・アンダーセン次期CEOも、現行戦略へのコミットメントと、2025年インベスター・デイで掲げた財務目標の達成を改めて表明しています。
Corebridge株の売却完了により、AIGは自社株買い計画を実行するための新たな資金を確保し、世界の損害保険市場への集中をさらに研ぎ澄ませます。投資家は、同社が売却益をどのように配分するか、そして簡素化された運営体制が直近の四半期で見られた強力なアンダーライティング実績を維持できるかどうかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。