要点
- 第1四半期の新契約価値(VNB)は、前年同期比17%増の17.57億ドルとなり、市場予想の13%増を上回りました。
- 成長を牽引したのは香港と中国本土の好調な業績で、新契約価値はそれぞれ21%増、26%増となりました。
- シティグループは、好調な決算と現在進行中の17億ドル規模の自社株買いを理由に、投資判断「買い」、目標株価103香港ドルを据え置きました。
要点

(ブルームバーグ) -- AIAグループ(1299.HK)は、第1四半期の新契約価値(VNB)が前年同期比17%増の17.57億ドルに達したと発表しました。主要市場である香港と中国本土での力強い成長が寄与し、アナリスト予想を上回りました。
この決算を受け、シティグループは投資判断を「買い」、目標株価を103香港ドルに据え置きました。同行は、実質為替レートベースで13%の成長を見込んでいた市場予想を上回る結果であったと指摘しています。
好調な増収は、年換算新契約保険料(ANP)の20%増によって裏打ちされました。市場別では、固定為替レートベースで香港の新契約価値が21%増、中国本土はエージェントおよびバンカシュアランスの両チャネルの貢献により26%増となりました。一方で、全体の新契約価値マージンは1.5ポイント低下し56%となりました。
「新契約価値の堅調な基調的成長は、当社の着実な実行力を示すものである」と、同社の決算声明は反映する見通しですが、市場はわずかなマージン低下を注視しています。規制変更により前年の比較対象が異例に高かったタイ市場を除けば、グループ全体の新契約価値は22%増となった計算です。
AIAは株主への利益還元も進めており、3月30日に新たに17億ドルの自社株買いプログラムを開始しました。5月4日に発表されたシティグループのメモによると、同社は4月29日時点で既に約6.14億ドルの自社株買いを実施しており、これは株価評価と将来の成長性に対する自信の表れと受け止められています。
予想を上回る第1四半期の好決算は、グレーターチャイナにおけるAIAの成長エンジンが引き続き強力であることを示唆しています。投資家は今後、この勢いが維持できるか、また次四半期にマージンが安定するかどうかに注目しています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。