主なポイント:
- AI株は月曜日に上昇し、原油価格の反発にもかかわらず世界の株式市場を押し上げた
- ドイツ銀行のオザン・ターマン氏は、投資家がAIインフラ関連銘柄にローテーションしていると指摘
- 米イラン協議の行き詰まりが原油を押し上げ、マクロ見通しにインフレ懸念が加わった
主なポイント:

AI株が月曜日に世界の株式市場を押し上げ、米イラン核協議の停滞を背景とした原油価格の反発を投資家が軽視した。
人工知能関連のトレードは月曜日に連勝を延ばし、原油価格の反発が米イラン協議の膠着状態を受けてリスク選好を損なうことなく、世界の株式市場を押し上げた。
「AIトレードは引き続き株式市場を押し上げており、投資家はデータセンター建設やインフラ支出に直接エクスポージャーを持つ銘柄に資金をローテーションしている」と、ドイツ銀行のグローバルマクロ・バイスチェアを務めるオザン・ターマン氏はブルームバーグ・テレビジョンのインタビューで述べた。
上昇は広範に及び、テクノロジーおよびAI関連銘柄がS&P500種株価指数を含む主要指数全体で上昇をけん引した。この上昇は、米国とイランの交渉が膠着状態にある中で原油先物価格が反発したにもかかわらず達成された。10年物国債利回りはセッション中に上昇し、AI投資による成長楽観とエネルギーコスト上昇によるインフレ懸念の間での緊張感を反映した。
本日の値上がりは、地政学的リスクが再浮上してもAI関連の設備投資が成長を維持するという市場の確信を示している。米イランの対立が近いうちに解決する兆しがなく、原油価格が上昇する中、株式上昇の持続性は、AI主導の利益モメンタムがエネルギーコスト上昇による潜在的なインフレ圧力を打ち消せるかどうかにかかっている可能性がある。
テクノロジー株が上昇をけん引し、半導体およびデータセンターインフラ関連銘柄が最大の上昇を記録した。この動きは、エヌビディアなどのチップメーカーからクラウドプロバイダー、データセンター建設を支えるエネルギーインフラ企業に至るまで、AI開発に関連する企業へ投資家資金が流れる数週間のトレンドを延長したものだ。
原油価格の反発はマクロ全体像に複雑さを加えた。ワシントンとテヘラン間の外交努力が行き詰まる中、原油は上昇し、持続的な供給制約の可能性が高まった。エネルギーコストの上昇は通常、インフレ指標に影響を与え、連邦準備制度の金利経路ひいては株式評価額に影響を及ぼす可能性がある。
ターマン氏は、債券市場が相反する2つのストーリーを織り込んでいると指摘した。「利回り曲線は、AI投資による生産性向上と供給サイドのショックによる粘着性のあるインフレという、2つの競合する力を反映している」。この発言は、トレーダーがFRBの次の政策動向に対する予想を調整し、6月会合での金利据え置き確率が上昇する中で行われた。
ポートフォリオマネージャーにとって、本日のセッションは2026年における主要な株式テーマとしてのAIの優位性を再確認するものとなった。地政学的な逆風や商品価格の上昇を乗り越えて上昇するセクターの能力は、AIインフラ支出が循環的なトレードではなく構造的な機会を表すとの確信を強めた。主要テクノロジー企業が好調な四半期決算を報告し、設備投資ガイダンスを引き上げていることから、AI関連株のファンダメンタルズ・ケースは引き続き強固である。
より広範な市場の上昇は、上昇銘柄が下落銘柄を主要取引所全体で上回り、改善した相場の厚みによって支えられた。取引高は20日平均を上回り、薄商いでのセンチメント主導の動きではなく、機関投資家の参加を示している。
先行きを見据えると、投資家は今後の経済指標発表やFRB関係者の発言に注目し、AI主導の上昇が夏季を通じてモメンタムを維持できるかどうかのシグナルを探すことになる。米イラン情勢は引き続き重要な変数であり、協議に進展があれば原油価格の動きが反転し、株式市場の逆風が取り除かれる可能性がある。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。