主なポイント:
- モルガン・スタンレーは、アファームを「最優先銘柄(トップピック)」に指定し、バリュエーションが「低すぎる」として目標株価 76 ドルを据え置きました。
- 同行のアナリスト、ジェームズ・フォーセット氏は、5月12日のアファーム投資家フォーラムを前に、収益予想が上方修正される可能性が高いと見ています。
- フォーセット氏は、プライベート・クレジットの逼迫に対する懸念は行き過ぎであると主張し、アファームが良好なスプレッドで資金調達を拡大すると予想しています。
主なポイント:

アファーム・ホールディングス(AFRM)の株価は、モルガン・スタンレーがこの「先払い・後払い(BNPL)」決済企業を「最優先銘柄」に指名し、収益拡大と信用不安の緩和を背景に18%の上昇余地を予測したことを受けて、6%以上急騰しました。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ジェームズ・フォーセット氏は金曜日のリサーチノートで、「今後6ヶ月間は特に魅力的な状況にある」と述べ、同社株の投資判断「オーバーウェイト」と目標株価 76 ドルを改めて強調しました。
同行の予測は、木曜日の終値から 18.5% の上昇を示唆しています。フォーセット氏は、強気説の根拠として、収益予想が上方修正される可能性が高いこと、プライベート・クレジットの懸念を解消するための信頼できる道筋、そして同社の中期的な収益力に対する市場の見方を鮮明にする今後の材料の3点を挙げました。
今回の格上げは、経営難に陥ったプライベート・クレジット・ファンド「LENDX」への露出に対する懸念などから、今年に入って 19% 下落していた株価にとって強気な材料となります。投資家は、5月12日に開催される投資家フォーラムに注目しており、2028会計年度の1株当たり利益目標が現在予想の 2.42 ドルを上回る 2.50 ドルから 3 ドルとするモルガン・スタンレーの予測が裏付けられるかどうかを確認することになります。
フォーセット氏は、投資家の期待値が低下したことで、株価にとって「異例に強い」好材料の道筋ができたと考えています。同社は年間 30% の総取扱高(GMV)成長を予測しないかもしれませんが、モルガン・スタンレーは堅実なマージン成長見通しとともに、25% 前後の中間的なシナリオを想定しています。
また、同行はプライベート・クレジットに関する懸念は「行き過ぎ」であると主張しました。プライベート・クレジット市場の逼迫がアファームの資産担保証券(ABS)取引のスプレッドを悪化させるのではないかと投資家は警戒してきましたが、モルガン・スタンレーはこれを示す証拠を確認していません。むしろ、アップスタート・ホールディングスやクラーナ・グループといった同業他社が最近、新たなローン売却枠を発表しており、こうした資産に対する健全な需要が示唆されています。「アファームのクラス最高のクレジット・パフォーマンスを考慮すると、今後も良好なスプレッドで資金調達能力を拡大し続けることが期待できる」とフォーセット氏は記しています。
ウォール街の大手銀行による「最優先銘柄」の指定は、最近の信用不安から同社の長期的な収益力へとナラティブ(語り口)を転換させるものです。今後の投資家デーにおける経営陣のガイダンスが、モルガン・スタンレーの楽観的な 25% 成長とマージン拡大の見通しと一致するかが重要な試金石となります。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。