主なポイント:
- メルカドリブレは、開始から4年を経て、4月17日にロイヤリティトークン「メルカドコイン」を廃止します。
- 同社は報酬プログラムを、2024年8月に導入した米ドル連動型ステーブルコイン「MeliDolar (MUSD)」に移行させます。
- この動きは、競合ヌーバンクの「Nucoin」が97%暴落し閉鎖されたことに続くもので、ボラティリティの高い報酬トークンから離れる業界の広範なトレンドを反映しています。
主なポイント:

「この決定は、ロイヤリティプログラムにおいてボラティリティの高い独自トークンから離れるという、より広範なトレンドを反映しています」と、デジタル資産を専門とする政策アナリストのダイアナ・チェン氏は述べています。「企業は、特に米ドル裏付けのステーブルコインがより信頼性の高いユーザー体験を提供できる場合、カスタムトークンのボラティリティと規制リスクがメリットを上回ることに気づき始めています。」
2022年8月に暗号資産取引所リピオ(Ripio)との提携によりイーサリアムネットワーク上で開始されたメルカドコインは、購入時にトークンを獲得し、割引に利用したり現金化したりできるものでした。しかし、このプログラムは大きな勢いを得るには至りませんでした。対照的に、2024年8月に開始されたMUSDステーブルコインは、米国財務省証券と米ドル預金によって完全に裏付けられており、ブラジルとメキシコの顧客に安定した価値保存手段と現地通貨の下落に対するヘッジ手段を提供しています。
この動きは、ブラジル最大のデジタル銀行ヌーバンク(Nubank)が2023年に導入した同様のロイヤリティトークン「Nucoin」の最近の失敗を彷彿とさせます。1億人以上の顧客にエアドロップされた後、Nucoinの価値は97%暴落し、同行は2024年9月に取引を停止、12月までにプログラムを終了せざるを得なくなりました。3800万ドル(約57億円)を超えるビットコインを保有し続けているメルカドリブレは、クリプトインフラは維持しつつも、投機的なロイヤリティポイントよりも安定性に賭けています。
この記事は情報提供のみを目的としており、投資アドバイスを構成するものではありません。